I-5 表面筋電計を用いた挙上運搬動作における体幹筋力の解析
体幹の回旋運動を考慮した挙上運搬動作を模倣し, 表面筋電計を用いて腰背筋と腹斜筋の筋活動量を計測した. また同様の動作を腰部固定帯を装着して行い, その有用性について検討した. 対象は健常成人男性20名で, LIDO Life Systemを使用し, 高さ60cmの位置から1ポンドの負荷重量を体幹を回旋させ150cmまで挙上させた. この動作を左右10回ずつ行い, 左右の腰背筋と腹斜筋の筋活動量を表面筋電計ME3000Pを用いて計測した. 同様の動作を腰部固定帯を装着して行い, 1回の挙上動作における左右の腰背筋と腹斜筋の平均筋活動量を計算し, %MVCで比較検討した. 腰背筋と腹斜筋間では有...
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | 日本腰痛学会雑誌 2002, Vol.8 (1), p.188-188 |
---|---|
Hauptverfasser: | , , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | 体幹の回旋運動を考慮した挙上運搬動作を模倣し, 表面筋電計を用いて腰背筋と腹斜筋の筋活動量を計測した. また同様の動作を腰部固定帯を装着して行い, その有用性について検討した. 対象は健常成人男性20名で, LIDO Life Systemを使用し, 高さ60cmの位置から1ポンドの負荷重量を体幹を回旋させ150cmまで挙上させた. この動作を左右10回ずつ行い, 左右の腰背筋と腹斜筋の筋活動量を表面筋電計ME3000Pを用いて計測した. 同様の動作を腰部固定帯を装着して行い, 1回の挙上動作における左右の腰背筋と腹斜筋の平均筋活動量を計算し, %MVCで比較検討した. 腰背筋と腹斜筋間では有意に腰背筋の%MVCが大きく, 腰部固定帯を装着することにより%MVCは有意に小さくなった. 回旋を加えた挙上運搬動作では腰背筋に対する負荷が大きく, 腰部固定帯を装着することにより負荷を軽減させる効果があると考えられた. |
---|---|
ISSN: | 1345-9074 |