顕微鏡視下腰椎椎間板ヘルニア摘出術のクリニカルパス (クリニカルパス作成のためのretrospective study)
クリニカルパスを導入にあたって,過去5年間の顕微鏡視下腰椎椎間板ヘルニア摘出術例を検討した.対象は63例,年齢14∼60歳(平均35.7歳)に対して,手術内容,入院期間,安静度,術後検査と処置,術前後JOA scoreなど検討した.入院期間平均27.3日,術前術後JOA scoreそれぞれ平均15.8点と25.4点で,平均改善率は71.1%であった.抜糸までの期間平均11.3日,抗生剤点滴期間平均6.2日であった.術後坐位までの日数の2日以内群と3日以上群で比較するとJOA score の改善率に有意差はなく安静度の早期化が可能であった.術後の抗生剤の点滴期間も7日以上の群と7日未満の群に分け...
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Veröffentlicht in: | 日本腰痛学会雑誌 2002, Vol.8(1), pp.179-187 |
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Hauptverfasser: | , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | クリニカルパスを導入にあたって,過去5年間の顕微鏡視下腰椎椎間板ヘルニア摘出術例を検討した.対象は63例,年齢14∼60歳(平均35.7歳)に対して,手術内容,入院期間,安静度,術後検査と処置,術前後JOA scoreなど検討した.入院期間平均27.3日,術前術後JOA scoreそれぞれ平均15.8点と25.4点で,平均改善率は71.1%であった.抜糸までの期間平均11.3日,抗生剤点滴期間平均6.2日であった.術後坐位までの日数の2日以内群と3日以上群で比較するとJOA score の改善率に有意差はなく安静度の早期化が可能であった.術後の抗生剤の点滴期間も7日以上の群と7日未満の群に分けて検討したが,術後抜糸日数に有意差がなかったことより冗長な抗生剤投与を制限する根拠となり得た.このように手術例の検討とCDCガイドラインを参考にクリニカルパスを作成した. |
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ISSN: | 1345-9074 1882-1863 |
DOI: | 10.3753/yotsu.8.179 |