病院職員の腰痛アンケート

病院はあらゆる職種の人々が働いているところである.当院職員765名を対象にアンケート調査を行い,腰痛の危険因子を分析し,腰痛の予防と対策について検討した.回答は646名84%から得られた.腰痛は518名80%(看護婦292名,医師43名,コワーカー80名,事務63名,ビル管理40名)にみられた.腰痛は放置や家にて安静にする程度のものが多く,作業中に腰痛のため休憩が必要な人は5人1%であった.休職歴を有する人は52名10%で,入院歴があるものは11名2%であった.手術歴のあるものはいなかった.概して腰痛は軽度であると思われた.腰痛を増強させる姿勢は各職種の作業特性を反映していた.腰痛の改善・予防...

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Veröffentlicht in:日本腰痛学会雑誌 2001, Vol.7(1), pp.73-78
Hauptverfasser: 松本, 學, 木下, 厳太郎, 白木, 孝人, 常深, 健二郎, 丸岡, 隆
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:病院はあらゆる職種の人々が働いているところである.当院職員765名を対象にアンケート調査を行い,腰痛の危険因子を分析し,腰痛の予防と対策について検討した.回答は646名84%から得られた.腰痛は518名80%(看護婦292名,医師43名,コワーカー80名,事務63名,ビル管理40名)にみられた.腰痛は放置や家にて安静にする程度のものが多く,作業中に腰痛のため休憩が必要な人は5人1%であった.休職歴を有する人は52名10%で,入院歴があるものは11名2%であった.手術歴のあるものはいなかった.概して腰痛は軽度であると思われた.腰痛を増強させる姿勢は各職種の作業特性を反映していた.腰痛の改善・予防は個人の意識改革も必要であるが,作業環境の改善や予防教育などの検討も必要と思われた.
ISSN:1345-9074
1882-1863
DOI:10.3753/yotsu.7.73