各職種間における作業姿勢と腰痛について
看護婦における高い腰痛発生頻度の報告は多い.若年女性を対象として, 各職種間の作業姿勢と腰痛の関係について検討することを目的にアンケート調査を行った.職種内容はコンピュータ関連製造業従事者346名, 看護婦233名, 事務職員40名である.看護婦は, 他の職種に比較し, 腰痛が多く発生し, また, 職場での発症が多く, 職場と腰痛との因果関係を強く認識していた.原因となった作業姿勢は, どの職種も持ち上げ動作, 中腰作業での発症が多かった.各職種間での作業姿勢内容を検討した結果, 看護婦はより多く, この作業姿勢に曝露されていた.各職種間の腰痛に対する危険因子についてみると, 身体的要因に関連...
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Veröffentlicht in: | 日本腰痛研究会雑誌 1998/10/12, Vol.4(1), pp.31-35 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 看護婦における高い腰痛発生頻度の報告は多い.若年女性を対象として, 各職種間の作業姿勢と腰痛の関係について検討することを目的にアンケート調査を行った.職種内容はコンピュータ関連製造業従事者346名, 看護婦233名, 事務職員40名である.看護婦は, 他の職種に比較し, 腰痛が多く発生し, また, 職場での発症が多く, 職場と腰痛との因果関係を強く認識していた.原因となった作業姿勢は, どの職種も持ち上げ動作, 中腰作業での発症が多かった.各職種間での作業姿勢内容を検討した結果, 看護婦はより多く, この作業姿勢に曝露されていた.各職種間の腰痛に対する危険因子についてみると, 身体的要因に関連性はみられず, 作業姿勢として, 製造業で立ち作業が多いことと, 看護婦で中腰作業が多いことが腰痛と関連性があった.また, 事務職員において, 長時間の腰掛け姿勢は腰痛の危険因子とはならなかった. |
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ISSN: | 1341-7355 1884-2186 |
DOI: | 10.14898/yotsu1995.4.31 |