大気圧から35MPaにおいての21℃でのバイオディーゼルの音の速度および等エントロピーバルク率

植物油および獣脂の脂肪酸アルキルモノエステル類を含む, 代替ディーゼル燃料としてのバイオディーゼルは, 修飾することなく現在のディーゼルエンジンに使用できる. しかし, バイオディーゼルと石油ベースディーゼルの化学構造の差違による性質の変化は, 噴射時間を変化させると考えられる. これら噴射時間の変化は, 排気ガスおよびエンジン技術者により最適設定された性能を変化させるであろう. 本研究では, ダイズ油由来脂肪酸のメチルおよびエチルエステル中の音の速度, およびその等エントロピーバルク率を測定し, ディーゼル燃料No. 1およびNo. 2と比較した. 測定は21±1℃で, 大気圧から34.74...

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Veröffentlicht in:日本油化学会誌 2000, Vol.49 (6), p.648-648
Hauptverfasser: M. E. Tat, J. H. Van Gerpen, S. Soylu, M. Canakci, 朝倉浩一
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:植物油および獣脂の脂肪酸アルキルモノエステル類を含む, 代替ディーゼル燃料としてのバイオディーゼルは, 修飾することなく現在のディーゼルエンジンに使用できる. しかし, バイオディーゼルと石油ベースディーゼルの化学構造の差違による性質の変化は, 噴射時間を変化させると考えられる. これら噴射時間の変化は, 排気ガスおよびエンジン技術者により最適設定された性能を変化させるであろう. 本研究では, ダイズ油由来脂肪酸のメチルおよびエチルエステル中の音の速度, およびその等エントロピーバルク率を測定し, ディーゼル燃料No. 1およびNo. 2と比較した. 測定は21±1℃で, 大気圧から34.74MPaの圧力にて行った. その結果, ダイズ油モノエステル類のそれらの値は, ディーゼル燃料よりも高くなり, これがエンジンの噴射時間を変化させる. これらデータを圧力の関数として線形式で適合させ, 相関定数を求めた. (朝倉浩一)
ISSN:1341-8327