ショ糖脂肪酸エステル系界面活性剤:構造と好気性生分解性

標題の生分解性をInternational Standards Organisation Method 7827で測定した. 砂糖エステルは種々の大きさのショ糖部分(グルコース, サクローズ, ラフィノース)と種々の鎖長(C12~C16)のアルキル鎖からなる非イオン系活性剤を用いた. またエステル基の隣にα-スルホニル基, α-アルキル基を有するものについても検討した. 生分解性はショ糖部分のサイズ, アルキル鎖の長さには無関係であることが分った. またα-スルホニル基, α-アルキル基を持つショ糖エステルの生分解性は, 置換基のないエステルに比べて著しく減少することを認めた. 続報としてショ...

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Veröffentlicht in:日本油化学会誌 2000, Vol.49 (5), p.521-521
Hauptverfasser: I. J. A. Baker, B. Matthews, H. Suares, I. Krodkiewska, 渡辺昭次
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:標題の生分解性をInternational Standards Organisation Method 7827で測定した. 砂糖エステルは種々の大きさのショ糖部分(グルコース, サクローズ, ラフィノース)と種々の鎖長(C12~C16)のアルキル鎖からなる非イオン系活性剤を用いた. またエステル基の隣にα-スルホニル基, α-アルキル基を有するものについても検討した. 生分解性はショ糖部分のサイズ, アルキル鎖の長さには無関係であることが分った. またα-スルホニル基, α-アルキル基を持つショ糖エステルの生分解性は, 置換基のないエステルに比べて著しく減少することを認めた. 続報としてショ糖エステルの生分解の経路について掲載されている. [I. J. A. Baker, R. Willing, D. N. Furlong, F. Grieser et al., ibid., 3, 63~27(2000)](渡辺昭次)
ISSN:1341-8327