なぜなぜ分析とPDCAサイクルを活用した検査室業務改善の報告
「要旨」当院検査部では, 10年先の検査部を見据えた機器選定, 人材教育を目的とした"将来的展望に立った検体系検査室の構築を考えるワーキンググループ(以下, 検体系WG)"を発足した. 今回は, なぜなぜ分析, PDCAサイクルを活用して業務改善に取り組んだ. また新検査室構築に当たり, 複数の機器メーカーに勉強会開催及び業務調査を依頼し, 効率的な機器配置を考え効果を得た. 加えて検体系WGの活動により, 機器トラブル時の対応, 生化学検査及び血算のTAT(Turn Around Time)の短縮に効果が得られた. さらに病院改築に伴う新たな構築に当たっては, 機器の選定...
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Veröffentlicht in: | 日赤検査 2017-03, Vol.50 (1), p.78-83 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「要旨」当院検査部では, 10年先の検査部を見据えた機器選定, 人材教育を目的とした"将来的展望に立った検体系検査室の構築を考えるワーキンググループ(以下, 検体系WG)"を発足した. 今回は, なぜなぜ分析, PDCAサイクルを活用して業務改善に取り組んだ. また新検査室構築に当たり, 複数の機器メーカーに勉強会開催及び業務調査を依頼し, 効率的な機器配置を考え効果を得た. 加えて検体系WGの活動により, 機器トラブル時の対応, 生化学検査及び血算のTAT(Turn Around Time)の短縮に効果が得られた. さらに病院改築に伴う新たな構築に当たっては, 機器の選定と運用を検討し使い勝手の良い検査室を作り上げることが出来た. 検体系WGにおける様々な取り組みは, 業務改善において有用であった. 「はじめに」これまで当院検査部では, 技師長及び課長からのトップダウンによる運営がされていた. この方法では, 中堅技師に良いアイデアがあっても反映される機会がない事や, 問題提議及び解決に対する方策を実行できる技師が育ちにくいという環境であることが問題視された. |
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ISSN: | 1343-2311 |