本邦のCOVID-19対応, 一体何が悪かったのか. そしてこれからの日本が歩むべき道とは

「Introduction」「#災害医療支援チーム (DMAT) の心得」DMATとか災害医療は「瓦礫の下の医療」を想像されることが多い. しかし, 実際の災害時には都道府県庁や災害拠点病院における組織体制の構築と被災地内の医療機関支援を優先する. 大規模災害時に新規発生する傷病者よりも大幅に多い入院患者が元々被災地内の医療機関には入院している. そして, 被災地内の医療機関は外部支援チームが入る前よりそれらの入院患者の管理と新規傷病者対応を行っている. それであれば, 医療機関を支援し, その医療機関が可能な限り平常通りの診療能力を持てるようにすることこそが最も効果的に災害時の医療体制を確保...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Japanese Journal of Disaster Medicine 2022-09, Vol.27 (suppl), p.157-160
Hauptverfasser: 近藤久禎, 赤星昂己, 松田宏樹, 小早川義貴, 矢嶋祐一, 若井聡智, 小井土雄一
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「Introduction」「#災害医療支援チーム (DMAT) の心得」DMATとか災害医療は「瓦礫の下の医療」を想像されることが多い. しかし, 実際の災害時には都道府県庁や災害拠点病院における組織体制の構築と被災地内の医療機関支援を優先する. 大規模災害時に新規発生する傷病者よりも大幅に多い入院患者が元々被災地内の医療機関には入院している. そして, 被災地内の医療機関は外部支援チームが入る前よりそれらの入院患者の管理と新規傷病者対応を行っている. それであれば, 医療機関を支援し, その医療機関が可能な限り平常通りの診療能力を持てるようにすることこそが最も効果的に災害時の医療体制を確保できる. そのため, DMATは医療チームでありながらも, 必ずしも支援内容は直接の医療提供とは限らない. 被災医療機関が可能な限り平常通りの機能を持てるために困り事に応じてできる支援を実施する.
ISSN:2189-4035