新型コロナウイルス感染症診療に従事する医療従事者に発生した身体症状に対する鍼とマッサージの短期効果

新型コロナウイルス感染症(以下COVID-19)クラスターが発生した病院の医療従事者に身体症状が続発し、災害支援鍼灸マッサージ師合同委員会(Disaster Support Acupuncture Masseur Joint Committee:以下DSAM)に対して鍼やマッサージが要請された。7日間の支援で63名(延べ人数72名)が利用し、40歳代(30.2%)・看護職(87.3%)・女性(77.8%)、首肩部の主訴(54.7%)が最も多かった。このうち、COVID-19発生からDSAM介入までの11日間で健康被害が生じたのは34名(39.5%)で、施術前のNumeric Rating Sc...

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Veröffentlicht in:Japanese Journal of Disaster Medicine 2022/10/22, Vol.27(3), pp.181-187
Hauptverfasser: 岩元, 英輔, 矢津田, 善仁, 仲嶋, 隆史
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:新型コロナウイルス感染症(以下COVID-19)クラスターが発生した病院の医療従事者に身体症状が続発し、災害支援鍼灸マッサージ師合同委員会(Disaster Support Acupuncture Masseur Joint Committee:以下DSAM)に対して鍼やマッサージが要請された。7日間の支援で63名(延べ人数72名)が利用し、40歳代(30.2%)・看護職(87.3%)・女性(77.8%)、首肩部の主訴(54.7%)が最も多かった。このうち、COVID-19発生からDSAM介入までの11日間で健康被害が生じたのは34名(39.5%)で、施術前のNumeric Rating Scale(以下NRS)7点以上16名(47.1%)から施術後は0名に改善傾向を示し、早期介入による医療従事者の身体症状の緩和が図れた。
ISSN:2189-4035
2434-4214
DOI:10.51028/jjdisatmed.27.3_181