第303回: 難治性心不全を呈したアミロイドーシスの一例(H24.11.30)

[症例概要] 1.症例: 64歳, 女性 2.主訴: 呼吸困難 3.既往歴 左乳癌術後(平成1年), 糖尿病(平成4年頃), 右卵巣腫瘍(手術19歳), 手根管症候群 4.現病歴 平成22年6月, 定期健診で心電図異常を指摘され, 横浜市南部病院循環器科受診. 超音波検査で心肥大, トレッドミル検査で陽性(down slope type ST低下)を認めたため, 7月14日心臓カテーテル検査施行するも有意な所見はみられなかった. 平成23年11月頃より下腿浮腫出現し利尿剤で改善した. 平成24年3月心不全徴候増悪し, 心エコー上心機能低下(EF60→45%)を認めた. 5月8日, 冠動脈造影再...

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Veröffentlicht in:北里医学 2013-06, Vol.43 (1), p.66-67
Hauptverfasser: 黒川早矢香, 石末成哉, 大部誠, 渋谷和, 白木直子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:[症例概要] 1.症例: 64歳, 女性 2.主訴: 呼吸困難 3.既往歴 左乳癌術後(平成1年), 糖尿病(平成4年頃), 右卵巣腫瘍(手術19歳), 手根管症候群 4.現病歴 平成22年6月, 定期健診で心電図異常を指摘され, 横浜市南部病院循環器科受診. 超音波検査で心肥大, トレッドミル検査で陽性(down slope type ST低下)を認めたため, 7月14日心臓カテーテル検査施行するも有意な所見はみられなかった. 平成23年11月頃より下腿浮腫出現し利尿剤で改善した. 平成24年3月心不全徴候増悪し, 心エコー上心機能低下(EF60→45%)を認めた. 5月8日, 冠動脈造影再施行するも有意な狭窄は認めず, 精査のため北里大学病院循環器内科を紹介された. その後, 体重増加, 下腿浮腫増悪, 起坐呼吸を認めるようになり, 6月13日受診, 入院. レントゲン上, 胸水貯留・肺うっ血像を認めた.
ISSN:0385-5449