13 ストレスと身体状況
「1. 目的」ヒトは心や体の恒常性を乱されたときにストレスを感じる. ストレスの防御作用は視床下部が重要な役割を担い, 自律神経系, 内分泌系, 免疫系の3つのシステムを介して生体を守る. 「健康日本21」で「休養・こころの健康づくり」が策定され, 日常生活でのストレス対策を必要としている. そこでストレスが及ぼす身体への影響について検討した. 「2. 方法」対象は三重県食生活改善推進員の女性で52~69歳の33人で, 平均年齢64±5歳である. 身体計測, 血圧, 空腹時の血糖, 血清脂質, インスリン濃度, 遊離脂肪酸, レムナントなどを測定した. 血圧については2回測定して2回目の値を用...
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Veröffentlicht in: | 日本未病システム学会雑誌 2008, Vol.14 (2), p.214-216 |
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Hauptverfasser: | , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「1. 目的」ヒトは心や体の恒常性を乱されたときにストレスを感じる. ストレスの防御作用は視床下部が重要な役割を担い, 自律神経系, 内分泌系, 免疫系の3つのシステムを介して生体を守る. 「健康日本21」で「休養・こころの健康づくり」が策定され, 日常生活でのストレス対策を必要としている. そこでストレスが及ぼす身体への影響について検討した. 「2. 方法」対象は三重県食生活改善推進員の女性で52~69歳の33人で, 平均年齢64±5歳である. 身体計測, 血圧, 空腹時の血糖, 血清脂質, インスリン濃度, 遊離脂肪酸, レムナントなどを測定した. 血圧については2回測定して2回目の値を用いた. LDLコレステロールについてはFriedewaldの式で計算した. ストレス度の測定にはニプロ社のストレス測定器CM-1.1を用いた. 唾液採取シートの先端部分を舌下に入れ, 3秒後に口から取り出し測定した. 測定値を3分位に分けた3群に区分し, 2回の測定で測定できなかった者を4群とした. |
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ISSN: | 1347-5541 |