精神作業負荷に対する急性ストレス応答の性差
「目的」3大生活習慣病発症に関連すると考えられているストレスは, 科学的に評価しにくい生体応答である. また, このストレス応答に男女差があるともいわれているが, 科学的な実証例は少ない. 本研究では, 急性ストレス応答の男女差を, われわれが最近確立した唾液の微弱発光測定系1)を中心に検討し, 未病との関連性を考察した. 「方法」1. 対象 インフォームド, コンセントが得られた本大学薬学部3年生137名. 年齢は21~26歳で, 男性66名, 女性71名. 2. 実験プロトコール 被験者から生活習慣や健康状態などを事前に調査し, 心理テスト(POMS)を行った後, 精神作業(クレペリンテス...
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Veröffentlicht in: | 日本未病システム学会雑誌 2006/07/31, Vol.12(1), pp.94-97 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「目的」3大生活習慣病発症に関連すると考えられているストレスは, 科学的に評価しにくい生体応答である. また, このストレス応答に男女差があるともいわれているが, 科学的な実証例は少ない. 本研究では, 急性ストレス応答の男女差を, われわれが最近確立した唾液の微弱発光測定系1)を中心に検討し, 未病との関連性を考察した. 「方法」1. 対象 インフォームド, コンセントが得られた本大学薬学部3年生137名. 年齢は21~26歳で, 男性66名, 女性71名. 2. 実験プロトコール 被験者から生活習慣や健康状態などを事前に調査し, 心理テスト(POMS)を行った後, 精神作業(クレペリンテスト)を負荷した. この負荷直後および30分前後で唾液をサリベットにより採取し, 唾液重量を秤量後, 各種項目を分析した. 3. 測定 唾液中のIgAおよびコルチゾール, クロモグラニンAはELISA法で, アミラーゼは酵素法, タンパク質定量はBradford法, そして唾液による発光は微弱発光測定装置(浜松ホトニクス)を用いて, 没食子酸/過酸化水素に基づく化学発光量を測定した. |
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ISSN: | 1347-5541 2185-2162 |
DOI: | 10.11288/mibyou1998.12.94 |