自動搾乳システムを用いた酪農場での搾乳特性と乳中遊離脂肪酸濃度の関係
「要約」我国の酪農場では, 自動搾乳システムの導入が, 現在, 活発となっている. 自動搾乳システム導入に際して, 脂肪分解臭(ランシッド)発生が懸念されている. 本研究では, 自動搾乳システムでの搾乳回数や搾乳間隔時間などの搾乳特性とバルク乳の遊離脂肪酸濃度との関係を検討した. 自動搾乳システムにて乳牛を飼養している1戸の酪農場にて, 2016年6月から2017年7月までの, 10期間(7日間/期)の搾乳履歴およびバルク乳の遊離脂肪酸(FFA)値を記録した. 酪農場での平均飼養頭数は96頭であり, 調査期間中の平均産次は2.0~2.2の範囲に, 泌乳日数は160~205日の範囲にあった. 1...
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Veröffentlicht in: | Animal Behaviour and Management 2019-03, Vol.55 (1), p.1-7 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「要約」我国の酪農場では, 自動搾乳システムの導入が, 現在, 活発となっている. 自動搾乳システム導入に際して, 脂肪分解臭(ランシッド)発生が懸念されている. 本研究では, 自動搾乳システムでの搾乳回数や搾乳間隔時間などの搾乳特性とバルク乳の遊離脂肪酸濃度との関係を検討した. 自動搾乳システムにて乳牛を飼養している1戸の酪農場にて, 2016年6月から2017年7月までの, 10期間(7日間/期)の搾乳履歴およびバルク乳の遊離脂肪酸(FFA)値を記録した. 酪農場での平均飼養頭数は96頭であり, 調査期間中の平均産次は2.0~2.2の範囲に, 泌乳日数は160~205日の範囲にあった. 1頭当たりの平均乳量は38.4~44.7kg/日, 搾乳回数は3.2~3.9回/日の範囲にあった. また, バルク乳中のFFA値は0.87~1.36 mmol/100 g Fatの範囲にあった. 乳中FFA値と有意(P |
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ISSN: | 1880-2133 |