乳頭清拭装置における洗浄資材の検討(日本家畜管理学会・応用動物行動学会合同2012年度春季研究発表会)
「1. 目的」搾乳機取付け前に行なわれる乳頭清拭作業は, 乳頭付着の乳汁・土壌/ふん由来の病原性細菌の搾乳機等を介した接触伝播を防止し, 生産物の品質管理を確実に行なう上で, 重要な作業であるが, 搾乳作業の迅速性や均一性, 簡略化が求められることから, 十分な清浄度を得られない場合がある. ここでは乳頭清拭装置の作業条件と電解微酸性水等の洗浄資材利用について検討を行う. 「2. 方法」市販乳頭清拭装置の清拭条件(回転ブラシの反転動作回数: 以下, 単に動作回数と呼ぶこともある)を可変できる, 移動台車搭載型の試験用清拭装置(写真1)を用い, 畜草研つくば農場パーラにおいて, 朝搾乳時に従来(...
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Veröffentlicht in: | Animal Behaviour and Management 2012/03/25, Vol.48(1), pp.17 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「1. 目的」搾乳機取付け前に行なわれる乳頭清拭作業は, 乳頭付着の乳汁・土壌/ふん由来の病原性細菌の搾乳機等を介した接触伝播を防止し, 生産物の品質管理を確実に行なう上で, 重要な作業であるが, 搾乳作業の迅速性や均一性, 簡略化が求められることから, 十分な清浄度を得られない場合がある. ここでは乳頭清拭装置の作業条件と電解微酸性水等の洗浄資材利用について検討を行う. 「2. 方法」市販乳頭清拭装置の清拭条件(回転ブラシの反転動作回数: 以下, 単に動作回数と呼ぶこともある)を可変できる, 移動台車搭載型の試験用清拭装置(写真1)を用い, 畜草研つくば農場パーラにおいて, 朝搾乳時に従来(タオル清拭)区およびブラシ動作回数と洗浄水種類(湯, 電解微酸性水, トロクロセン溶液)を変えた清拭装置区を設け(8頭, 2週間, 2011/11/7-11/18), 清拭後の乳頭および清拭カップ内の一般好気性細菌数を調査した. 細菌数は, 搾乳機取付け直前の乳頭端周辺部および清拭直後洗浄を済ませた清拭カップ内を各々綿棒で拭取り, フィルム培地(3M6400AC)で32℃48時間培養した後, コロニ数を計数した. |
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ISSN: | 1880-2133 2424-1776 |
DOI: | 10.20652/abm.48.1_17 |