改正電波法に準拠した新型発信機の電波伝播性能の検証(日本家畜管理学会・応用動物行動学会合同2011年度春季研究発表会)

「目的」2008年, 電波法が改正され, 動物の行動追跡, 発信動物の接近を検知, 通報することを目的とした動物専用周波数帯が設定された. 電波法の改正により, これまで一般的に動物の行動追跡に用いられてきた海外製発信機の運用が困難となった. そのため, 改正電波法に準拠した特定小電力無線局である新型動物専用発信機LT-01(Circuit Design, Inc.)が開発された. 無線従事者免許が不要なため導入が容易である一方, 空中線電力が小さいため, 追跡対象動物が生息する地形により, 電波受信強度が干渉を受ける懸念がある. 本研究は, 電波伝播性能に影響するような障害物が少ない平地,...

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Veröffentlicht in:Animal Behaviour and Management 2011/03/25, Vol.47(1), pp.65
Hauptverfasser: 池田, 新太郎, 伊藤, 雪美, 竹田, 謙一
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「目的」2008年, 電波法が改正され, 動物の行動追跡, 発信動物の接近を検知, 通報することを目的とした動物専用周波数帯が設定された. 電波法の改正により, これまで一般的に動物の行動追跡に用いられてきた海外製発信機の運用が困難となった. そのため, 改正電波法に準拠した特定小電力無線局である新型動物専用発信機LT-01(Circuit Design, Inc.)が開発された. 無線従事者免許が不要なため導入が容易である一方, 空中線電力が小さいため, 追跡対象動物が生息する地形により, 電波受信強度が干渉を受ける懸念がある. 本研究は, 電波伝播性能に影響するような障害物が少ない平地, V字地形により電波の反射, 屈折, 遮断が発生することで電波伝播に影響を及ぼすと考えられる山間において, 新型発信機と従来型発信機の電波伝播性能を実測し, 両発信機の電波伝播性能を比較することで, 新型発信機が従来型発信機と同様の運用ができるかについて, 検証した.
ISSN:1880-2133
2424-1776
DOI:10.20652/abm.47.1_65