哺乳期における異腹混合飼育が子豚の行動と発育に及ぼす影響(日本家畜管理学会・応用動物行動学会合同2011年度春季研究発表会)

「目的」離乳後の群再編成による子豚のストレスを軽減するために哺乳期に異腹混合飼育をすることがある. しかし, 哺乳期に異腹混合飼育をすることが哺乳期の子豚にどのような影響を与えるのかあまり研究されていない. そこで本実験では, 哺乳期における異腹混合飼育が哺乳期の子豚にどのような影響を及ぼすのか検討することを目的とした. 「材料および方法」本実験は神奈川県農業技術センター畜産技術所の分娩豚舎において行った. ランドレース種の子豚93頭(12腹)と大ヨークシャー種の子豚73頭(8腹)を用いた. 飼育環境は, 一般的な方法である単房ストールで1腹の子豚を飼育するものを対照区, 隣接する単房ストール...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Animal Behaviour and Management 2011/03/25, Vol.47(1), pp.59
Hauptverfasser: 熊木, 友香子, 西田, 浩司, 植竹, 勝治, 田中, 智夫
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:「目的」離乳後の群再編成による子豚のストレスを軽減するために哺乳期に異腹混合飼育をすることがある. しかし, 哺乳期に異腹混合飼育をすることが哺乳期の子豚にどのような影響を与えるのかあまり研究されていない. そこで本実験では, 哺乳期における異腹混合飼育が哺乳期の子豚にどのような影響を及ぼすのか検討することを目的とした. 「材料および方法」本実験は神奈川県農業技術センター畜産技術所の分娩豚舎において行った. ランドレース種の子豚93頭(12腹)と大ヨークシャー種の子豚73頭(8腹)を用いた. 飼育環境は, 一般的な方法である単房ストールで1腹の子豚を飼育するものを対照区, 隣接する単房ストールの隔壁を除去し2腹の子豚を混合飼育したものを試験区とした. 観察は子豚が1, 2, 3週齢時の13:00から16:00に肉眼による走査サンプリングを行い, 休息, 吸乳, 摂食等の個体維持行動は5分間隔の瞬間サンプリングで, 敵対行動と失宜行動を5分間隔の1-0サンプリングで記録した.
ISSN:1880-2133
2424-1776
DOI:10.20652/abm.47.1_59