[II-17] 餌報酬の違いがウマのオペラント条件付けに及ぼす影響
乗馬や競走馬の調教には, オペラント条件付けが利用されている. 例えばある行動を学習させる場合, 目的となる行動を行ったときに, 動物に飼料などの報酬を与えることにより, その行動を強化する方法をとる. 学習成立の効率が良く, しかも消去されにくいオペラント条件付けの方法の確立が, よりよい調教のカギとなる. これまでのウマのオペラント条件付けについての研究は, ウマの年齢や性別と, 学習成立までに要する試行回数との関連について調べたものがある1). 一方, 報酬となる餌の価値が, オペラント条件付けに大きな影響を与えると予想されているが, それに関する研究報告は少ない. そこで本研究では,...
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Veröffentlicht in: | Animal Behaviour and Management 2005, Vol.41 (1), p.96-97 |
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Hauptverfasser: | , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 乗馬や競走馬の調教には, オペラント条件付けが利用されている. 例えばある行動を学習させる場合, 目的となる行動を行ったときに, 動物に飼料などの報酬を与えることにより, その行動を強化する方法をとる. 学習成立の効率が良く, しかも消去されにくいオペラント条件付けの方法の確立が, よりよい調教のカギとなる. これまでのウマのオペラント条件付けについての研究は, ウマの年齢や性別と, 学習成立までに要する試行回数との関連について調べたものがある1). 一方, 報酬となる餌の価値が, オペラント条件付けに大きな影響を与えると予想されているが, それに関する研究報告は少ない. そこで本研究では, 訓練時に与える餌の嗜好性が高いほど, より早く学習が成立するという仮説. 学習成立後のオペラント反応に対し, 餌報酬の変更が大きく影響を及ぼすという仮説. 以上の仮説を検証することを目的とした. 【材料および方法】 供試馬には, 日本中央競馬会競走馬総合研究所(JRA総研)の牝馬12頭(2歳齢3頭 3歳齢4頭 4歳齢3頭 5歳齢2頭)を用いた. |
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ISSN: | 1880-2133 |