Orthognathic Quality of Life Questionnaire日本語版の信頼性と妥当性の検討

「緒言」医療のアウトカムは, 大きく分けて検査値, 生存率などの客観的尺度と, 患者の満足度や生活の質(Quality of Life;QOL)などの主観的尺度で評価される. これまでは主に客観的尺度で評価されることが多かったが, 近年では患者の視点に立った主観的なアウトカム評価の重要性がより認識されるようになってきている. 医療に用いられているQOL尺度には健康関連QOL(Health-related quality of life, HRQOL)尺度と, 疾患に特異的なQOL尺度がある. HRQOLの代表例としてはSF-36, WHOQOLなどが挙げられる. 疾患特異的QOL尺度には, が...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本顎変形症学会雑誌 2022, Vol.32(1), pp.15-22
Hauptverfasser: 新美, 奏恵, 竹内, 涼子, 船山, 昭典, 丹原, 惇, 齋藤, 功, 小林, 正治
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「緒言」医療のアウトカムは, 大きく分けて検査値, 生存率などの客観的尺度と, 患者の満足度や生活の質(Quality of Life;QOL)などの主観的尺度で評価される. これまでは主に客観的尺度で評価されることが多かったが, 近年では患者の視点に立った主観的なアウトカム評価の重要性がより認識されるようになってきている. 医療に用いられているQOL尺度には健康関連QOL(Health-related quality of life, HRQOL)尺度と, 疾患に特異的なQOL尺度がある. HRQOLの代表例としてはSF-36, WHOQOLなどが挙げられる. 疾患特異的QOL尺度には, がん患者に用いられるEROTC QLQ(The European Organization for Research and Treatment of Cancer QLQ)やFACT(Functional Assessment of Cancer Therapy), 腎疾患患者に用いられるKDQOL(Kidney Disease Quality of Life Instrument)など, 種々の疾患に対して数多くの尺度が開発されている.
ISSN:0916-7048
1884-5045
DOI:10.5927/jjjd.32.15