P-6-2.ハプティックデバイスによる顎変形症手術シュミレーション

近年のCT機器の進歩は目覚しく, 3D-CT画像の精度には格段の違いが見られる. 加えて, ハプティックデバイスのような触覚が得られる装置による, 手術設計や予行のバーチャルリアリティーも本格化しつつある. ハプティックデバイスは, 骨バーに相当するツールを備えており, 切断する骨のCT値に対応した感覚を得ることができる. このような機器による支援が臨床成績の向上につながるものと考える. 社会生活の変化に伴って, 人の容貌に関する要求も高くなった. さらに, 医学の進歩による, 人々の理解も深まり, 顎変形症の手術の範囲は拡大しつつある. また, 各個人の望みに合わせようとする, さまざまな手...

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Veröffentlicht in:日本顎変形症学会雑誌 2004, Vol.14 (3), p.253-253
Hauptverfasser: 北條博一, 米谷裕之, 荘村泰治, 橋本純造, 橋本登, 朝井寛之, 大西加奈, 平木良隆, 覚道健治, 中嶋正博
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:近年のCT機器の進歩は目覚しく, 3D-CT画像の精度には格段の違いが見られる. 加えて, ハプティックデバイスのような触覚が得られる装置による, 手術設計や予行のバーチャルリアリティーも本格化しつつある. ハプティックデバイスは, 骨バーに相当するツールを備えており, 切断する骨のCT値に対応した感覚を得ることができる. このような機器による支援が臨床成績の向上につながるものと考える. 社会生活の変化に伴って, 人の容貌に関する要求も高くなった. さらに, 医学の進歩による, 人々の理解も深まり, 顎変形症の手術の範囲は拡大しつつある. また, 各個人の望みに合わせようとする, さまざまな手術シュミレーションと, それぞれをイメージとして表現する必要がある. 上顎前方過成長と下顎劣成長による咀嚼と顔貌の改善を目的とした患者について手術シュミレーションにより私達の行っている手術シュミレーションの概要について報告する.
ISSN:0916-7048