脳卒中急性期リハビリテーション診療の指針

【1章:本指針作成の経緯と期待】小笠原邦昭(一般社団法人日本脳卒中学会理事長, 岩手医科大学脳神経外科学講座) 本指針作成の経緯と期待について, 日本脳卒中学会理事長として述べさせていただきます. そもそもは, 本学会理事の角田亘先生(国際医療福祉大学医学部リハビリテーション医学教室教授)からの「急性期リハビリテーション・プロジェクトチーム」設置と各一次脳卒中センターにおける急性期リハビリテーションの実態調査の要望でした. その理由を尋ねたところ, 「急性期リハビリテーションは保険収載されているけれども, その方法は確立されておらず, 実態もわかっていない」ということでした. そこで, まず「...

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Veröffentlicht in:脳卒中 2024, Vol.46(1), pp.47-86
1. Verfasser: 日本脳卒中学会
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:【1章:本指針作成の経緯と期待】小笠原邦昭(一般社団法人日本脳卒中学会理事長, 岩手医科大学脳神経外科学講座) 本指針作成の経緯と期待について, 日本脳卒中学会理事長として述べさせていただきます. そもそもは, 本学会理事の角田亘先生(国際医療福祉大学医学部リハビリテーション医学教室教授)からの「急性期リハビリテーション・プロジェクトチーム」設置と各一次脳卒中センターにおける急性期リハビリテーションの実態調査の要望でした. その理由を尋ねたところ, 「急性期リハビリテーションは保険収載されているけれども, その方法は確立されておらず, 実態もわかっていない」ということでした. そこで, まず「急性期リハビリテーション・プロジェクトチーム」を設置しました. しかし, 時は新型コロナウイルス感染症まっただ中であり, 複数の脳卒中医療に対するコロナ禍の影響のアンケートが走っており, 現場への負担を考慮し, 急性期リハビリテーションの実態調査は待っていただいておりました.
ISSN:0912-0726
1883-1923
DOI:10.3995/jstroke.11206