急性期脳卒中の受け入れ体制の整備と問題点-Stroke Care Unitとrt-PAを中心に

2005年10月, Rt-PA静注による超急性期血栓溶解療法がわが国で認可された. 今後は一定の医療の質を確保したStroke Care Unit(SCU)で, 適時適切に専門的診察, 画像診断を行い, ガイドラインを遵守した治療が実施できる救急医療体制を構築することが急務である. 脳卒中専門医は使命感と情熱を持って, 多職種のスタッフが計画的にチーム医療を行うStroke Unitを統括し発展させ, 血栓溶解療法や急性期治療に対応できる体制を整え, 全国各地に質の高い脳卒中センターが設立されることが望まれる. 自験例およびSCU研究班の成績をもとに, rt-PA施行体制の課題とSCUの役割に...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:脳卒中 2006-12, Vol.28 (4), p.649-653
Hauptverfasser: 岡田靖, 後藤聖司, 陣内重郎, 緒方利安, 矢坂正弘, 安森弘太郎, 井上亨
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:2005年10月, Rt-PA静注による超急性期血栓溶解療法がわが国で認可された. 今後は一定の医療の質を確保したStroke Care Unit(SCU)で, 適時適切に専門的診察, 画像診断を行い, ガイドラインを遵守した治療が実施できる救急医療体制を構築することが急務である. 脳卒中専門医は使命感と情熱を持って, 多職種のスタッフが計画的にチーム医療を行うStroke Unitを統括し発展させ, 血栓溶解療法や急性期治療に対応できる体制を整え, 全国各地に質の高い脳卒中センターが設立されることが望まれる. 自験例およびSCU研究班の成績をもとに, rt-PA施行体制の課題とSCUの役割について述べた.
ISSN:0912-0726