有用な腸内微生物の畜産応用を目指して
「1. 研究室の概要」東北大学大学院農学研究科 生物生産科学専攻 動物生命科学講座 動物食品機能学分野では, 豚や牛をはじめとする畜産動物の保健生理機能の向上と安全な動物性食品の高度有効利用に貢献するための基礎および応用研究を行っています. 特に, 畜産飼料や乳加工食品である発酵乳やチーズに応用することで有用な機能を発揮する乳酸菌やビフィズス菌を主な研究対象とし, 家畜やヒトの健康維持や疾病予防に寄与する粘膜免疫調節性を発揮する (ポスト) イムノバイオティクスやイムノジェニクス (粘膜免疫調節作用を有する生菌 / 死菌やそれらが有する免疫機能性因子) の詳細な解析や評価方法の確立を通して,...
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Veröffentlicht in: | 腸内細菌学雑誌 2024-07, Vol.38 (3), p.167-169 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「1. 研究室の概要」東北大学大学院農学研究科 生物生産科学専攻 動物生命科学講座 動物食品機能学分野では, 豚や牛をはじめとする畜産動物の保健生理機能の向上と安全な動物性食品の高度有効利用に貢献するための基礎および応用研究を行っています. 特に, 畜産飼料や乳加工食品である発酵乳やチーズに応用することで有用な機能を発揮する乳酸菌やビフィズス菌を主な研究対象とし, 家畜やヒトの健康維持や疾病予防に寄与する粘膜免疫調節性を発揮する (ポスト) イムノバイオティクスやイムノジェニクス (粘膜免疫調節作用を有する生菌 / 死菌やそれらが有する免疫機能性因子) の詳細な解析や評価方法の確立を通して, プロバイオティクスやポストバイオティクスに新しい機能や可能性を発掘し, 同時に動物食品の価値を向上させることを目指しています. また, 乳酸菌やビフィズス菌以外にも, ヒトや動物の腸内フローラモデルを用いた腸内細菌の培養を行っており, 機能性の高い菌株の選抜や有効成分を探索することで, 家畜の健全育成のみならず, ヒトへの応用も視野に入れた研究を展開しています. |
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ISSN: | 1343-0882 |