一般演題17 TLR刺激に対するパイエル板樹状細胞の免疫応答性の解析

一般演題17 TLR刺激に対するパイエル板樹状細胞の免疫応答性の解析

【目的】腸管においてIgAおよびT細胞応答は, 病原性微生物の侵入を防ぎ, 腸内フローラを制御し, またプロバイオティクスの効果発現に重要である. これに関し, 腸管に存在する樹状細胞(DC)が中心的な役割を担うことが明らかになってきている. また, DCはToll様受容体(TLR)を介して微生物を認識し, 様々な免疫反応を制御している. そこで本研究では, 腸管に存在するパイエル板樹状細胞(PPDC)に着目し, TLR刺激に対して誘導されるIgA産生誘導因子およびT細胞分化誘導因子について解析した. 【方法】CpGオリゴDNA(CpG), LPS, リポタイコ酸(LTA), ペプチドグリカン...

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Veröffentlicht in:腸内細菌学雑誌 2011, Vol.25 (2), p.69-69
Hauptverfasser: 輪島隼一, 上滝隆太郎, 塩河亜弥, 八村敏志
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【目的】腸管においてIgAおよびT細胞応答は, 病原性微生物の侵入を防ぎ, 腸内フローラを制御し, またプロバイオティクスの効果発現に重要である. これに関し, 腸管に存在する樹状細胞(DC)が中心的な役割を担うことが明らかになってきている. また, DCはToll様受容体(TLR)を介して微生物を認識し, 様々な免疫反応を制御している. そこで本研究では, 腸管に存在するパイエル板樹状細胞(PPDC)に着目し, TLR刺激に対して誘導されるIgA産生誘導因子およびT細胞分化誘導因子について解析した. 【方法】CpGオリゴDNA(CpG), LPS, リポタイコ酸(LTA), ペプチドグリカン(PG), リポペプチドPam3CSK4(P3C)を用いてPPDCおよび脾臓(SPL)DCを刺激し, その際のIgA産生やT細胞分化誘導に関連する免疫調節因子のmRNA発現を比較した. また, CpG, P3Cを同時に加えた場合について検討した. さらに, 蛍光セルソーターを用いて細胞表面分子発現によりPPDCを各サブセットに分画し, CpG, P3Cに対する応答性を調べた.
ISSN:1343-0882