一般演題1 Differential Displayによる腸内細菌mRNA解析の試み

【はじめに】次世代シークエンサーの出現により, 腸内細菌の膨大なゲノム情報が集積されつつある. しかし, 腸内細菌の有する遺伝子が実際に発現し機能しているかは不明な場合が多い. 【目的】ヒト腸内細菌mRNAを抽出し, Arbitrary primerを用いたDifferential Display法によりmRNA発現を解析するシステムを検討すること. 【方法】健常成人4例(2例ではmetronidazoleを4日間服用前後での糞便)より得られた糞便検体から腸内細菌DNAおよびtotal RNAを抽出した. ヒト由来RNAおよびribosomal RNAを除去し, 最後にDNAase処理を行いm...

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Veröffentlicht in:腸内細菌学雑誌 2011, Vol.25 (2), p.53-53
Hauptverfasser: 小森佑奈, 佐々木佳織, 日当愛美, 鈴木秀幸, 福島浩平
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【はじめに】次世代シークエンサーの出現により, 腸内細菌の膨大なゲノム情報が集積されつつある. しかし, 腸内細菌の有する遺伝子が実際に発現し機能しているかは不明な場合が多い. 【目的】ヒト腸内細菌mRNAを抽出し, Arbitrary primerを用いたDifferential Display法によりmRNA発現を解析するシステムを検討すること. 【方法】健常成人4例(2例ではmetronidazoleを4日間服用前後での糞便)より得られた糞便検体から腸内細菌DNAおよびtotal RNAを抽出した. ヒト由来RNAおよびribosomal RNAを除去し, 最後にDNAase処理を行いmRNA-enrich分画とした. 各ステップにおけるコンタミネーションを, Clostridum coccoides, Bifidobacteriumの16S rRNA(DNA)を標的とする(RT)-PCRおよびバイオアナライザーにより評価した.
ISSN:1343-0882