プロバイオティクス, プレバイオティクスそして免疫

われわれは免疫系によって, 病原微生物による感染症の罹患, そしてさらにがんの発症から守られている.この免疫系のうち, 最も大きく精緻な構造を持っているのが腸管免疫系である.腸管免疫系には, 独特の性質を持った器官や細胞の抗体が存在し, 生体の防御にあたっている.すなわち, 腸管独特の抗体である免疫グロブリンAを産生し, 病原菌の侵入を防ぎ, 食品によるアレルギーを防ぐたあの経口免疫寛容を誘導している.本稿では, 腸内微生物, プロバイオティクス, プレバイオティクスとこの腸管免疫系との相互作用, そしてそれによって誘導される免疫反応にっいて述べる....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:腸内細菌学雑誌 2002, Vol.15(2), pp.91-95
1. Verfasser: 上野川, 修一
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:われわれは免疫系によって, 病原微生物による感染症の罹患, そしてさらにがんの発症から守られている.この免疫系のうち, 最も大きく精緻な構造を持っているのが腸管免疫系である.腸管免疫系には, 独特の性質を持った器官や細胞の抗体が存在し, 生体の防御にあたっている.すなわち, 腸管独特の抗体である免疫グロブリンAを産生し, 病原菌の侵入を防ぎ, 食品によるアレルギーを防ぐたあの経口免疫寛容を誘導している.本稿では, 腸内微生物, プロバイオティクス, プレバイオティクスとこの腸管免疫系との相互作用, そしてそれによって誘導される免疫反応にっいて述べる.
ISSN:1343-0882
1349-8363
DOI:10.11209/jim1997.15.91