胃ガンおよび十二指腸潰瘍と関連するHelicobacter pyloriの遺伝子切断型

臨床分離された75株のHelicobacter pyloriに対し, 細胞空胞化毒素遺伝子(vacA)のPCRを行い数種類の制限酵素で切断多型分析を行った結果, 5グループに分類され, その中の3グループは胃ガンもしくは十二指腸潰瘍との相関を示した. これらの結果は, 少なくとも胃ガンと十二指腸潰瘍に関しては異なる病原因子が存在し, それぞれ特定の種類のH. pyloriがこれらの因子を持つことを示唆するものである....

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Veröffentlicht in:腸内細菌学雑誌 1998, Vol.12 (1), p.16-16
Hauptverfasser: 木村浩一, 林俊治, 磯貝浩, 磯貝恵美, 杉山敏郎, 浅香正博, 安保智典, 今村哲理, 西川武志, 久保田耐, 藤井暢弘
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:臨床分離された75株のHelicobacter pyloriに対し, 細胞空胞化毒素遺伝子(vacA)のPCRを行い数種類の制限酵素で切断多型分析を行った結果, 5グループに分類され, その中の3グループは胃ガンもしくは十二指腸潰瘍との相関を示した. これらの結果は, 少なくとも胃ガンと十二指腸潰瘍に関しては異なる病原因子が存在し, それぞれ特定の種類のH. pyloriがこれらの因子を持つことを示唆するものである.
ISSN:1343-0882