日本の5つの地域における食事と胃がん死亡率
日本の胃がん死亡率に3倍のばらつきがある理由を調べるため, 国内の死亡率が最も高い, または最も低い地域を含む5つの公的な保健所で, 栄養消費と胃がんの地理的な関係を調べた. その5つの地域で1989年から1991年の間の冬に, 207人の男性とその妻165人の3日間の食事の記録を集めた. 幾つかの栄養素の日常的な摂取量の平均を計算し, 年齢に合わせた胃がんの死亡率と相関させた. 性別と他の栄養素により調整したナトリウム, カロチン, ビタミンC, ビタミンAの偏順位相関係数はそれぞれ0.45, -0.80, -0.20, -0.07だった. これより日本における胃がん死亡率のばらつきは, ナ...
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Veröffentlicht in: | 腸内細菌学雑誌 1998, Vol.11 (2), p.144-144 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 日本の胃がん死亡率に3倍のばらつきがある理由を調べるため, 国内の死亡率が最も高い, または最も低い地域を含む5つの公的な保健所で, 栄養消費と胃がんの地理的な関係を調べた. その5つの地域で1989年から1991年の間の冬に, 207人の男性とその妻165人の3日間の食事の記録を集めた. 幾つかの栄養素の日常的な摂取量の平均を計算し, 年齢に合わせた胃がんの死亡率と相関させた. 性別と他の栄養素により調整したナトリウム, カロチン, ビタミンC, ビタミンAの偏順位相関係数はそれぞれ0.45, -0.80, -0.20, -0.07だった. これより日本における胃がん死亡率のばらつきは, ナトリウム, カロチン, もしかするとビタミンCの摂取量の地域的な違いが一部関与していると考えられる. |
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ISSN: | 1343-0882 |