病院薬剤部での大学院生に対するファーマシューティカルケア教育: コミュニケーション技術実習の導入と大学院生による評価
「緒言」医療薬学教育の目的は, 薬学的見地から患者のquality of life(QOL)向上に貞献できる能力を持ち, 医療人としての資質を身につけた薬剤師, すなわち医療チームの一員としてファーマシューティカルケア(PC)が実践できる薬剤師を養成することである. そのためには, 医療現場での実習教育が不可欠であり, 現在, 多くの病院薬剤部で薬学部学生を対象とした2-4週間の卒業前実務実習が実施されている. さらに, 医療薬学専攻の大学院における教育においては, 大学院生が実際に薬剤師としての実務を学ぶことに重点がおかれ, 病院薬剤部での実習を中心とする6ヵ月以上の薬剤師実務実習を実施する...
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | 病院薬学 2000, Vol.26(1), pp.36-43 |
---|---|
Hauptverfasser: | , , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | 「緒言」医療薬学教育の目的は, 薬学的見地から患者のquality of life(QOL)向上に貞献できる能力を持ち, 医療人としての資質を身につけた薬剤師, すなわち医療チームの一員としてファーマシューティカルケア(PC)が実践できる薬剤師を養成することである. そのためには, 医療現場での実習教育が不可欠であり, 現在, 多くの病院薬剤部で薬学部学生を対象とした2-4週間の卒業前実務実習が実施されている. さらに, 医療薬学専攻の大学院における教育においては, 大学院生が実際に薬剤師としての実務を学ぶことに重点がおかれ, 病院薬剤部での実習を中心とする6ヵ月以上の薬剤師実務実習を実施するところも増えてきた. このような状況のなか, 病院薬剤部では, さまざまな実習プログラムによる薬剤師教育を試みているが, 薬剤師である大学院生に対する実習においては, 医療薬学専門分野の高度な知識と技術の習得を目的とした実習を行うだけではなく, 患者に対してPCを実践する時に必要となる知識と技術の習得を目的とした実習を行うことも重要である. 薬剤師が医薬品の適正使用を目的としPCを遂行するためには, 患者のニードを正確に把握する必要があり, それには医療場面での患者とのかかわり方, すなわちコミュニケーションに関する高い能力が要求される1). そこで, 長崎大学医学部附属病院薬剤部では, 本学の大学院薬学研究科生を対象とした医療薬学実習病院薬剤部コースの内容を平成9年度より変更し, 新たに「薬剤情報提供に役立つ基本的なコミュニケーション技術実習」(以下, コミュニケーション技術実習)と「薬剤情報提供の模擬実習」を中心とする大学院生のための実践的なPC教育を開始した. |
---|---|
ISSN: | 0389-9098 2185-9477 |
DOI: | 10.5649/jjphcs1975.26.36 |