HPLCによる血中ミコナゾール濃度測定法の検討と臨床応用
「はじめに」 造血器疾患において合併する真菌感染症は, 重篤かつ致死的な経過をとることで問題である. したがって, 真菌感染症の早期診断が望まれ, 抗真菌剤の適正な使用と1-3), 真菌症の予防も重要である. ミコナゾール(MCZ)は抗菌活性に優れ, 耐性を獲得しにくい薬剤として繁用されている. そこで, MCZの血清中濃度測定法について内部標準法を用いた測定法を検討し, 24時間持続点滴投与法における血清中濃度測定に適用した. 実験材料および方法 1. 試薬 MCZの標準品は持田製薬株式会社より恵与され, 内部標準物質のEconazole(以下ECZ)はSIGMA社製を, そしてジエチルエー...
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Veröffentlicht in: | 病院薬学 1995/08/10, Vol.21(4), pp.365-369 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」 造血器疾患において合併する真菌感染症は, 重篤かつ致死的な経過をとることで問題である. したがって, 真菌感染症の早期診断が望まれ, 抗真菌剤の適正な使用と1-3), 真菌症の予防も重要である. ミコナゾール(MCZ)は抗菌活性に優れ, 耐性を獲得しにくい薬剤として繁用されている. そこで, MCZの血清中濃度測定法について内部標準法を用いた測定法を検討し, 24時間持続点滴投与法における血清中濃度測定に適用した. 実験材料および方法 1. 試薬 MCZの標準品は持田製薬株式会社より恵与され, 内部標準物質のEconazole(以下ECZ)はSIGMA社製を, そしてジエチルエーテルは片山化学工業製を用いた. アセトニトリル, メタノールは片山化学工業製HPLC用を用い, Mobile Phase ModifierとしてRadial-Pak Reagent D4(Di-Butyl Amine Phosphate:以下D4)はWaters製のものを使用した. |
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ISSN: | 0389-9098 2185-9477 |
DOI: | 10.5649/jjphcs1975.21.365 |