入院患者における相互作用の組合わせ処方に関する検討

「緒言」 最近, 医療を取り巻く環境は医療法の改正に伴って大きく変わってきており, 薬剤師職能も医療薬学の実践が求められるようになってきている. その中で病院薬剤師の業務の一つである調剤についても医薬品情報と薬歴を基礎として患者に投与される薬剤を総合的に管理し服薬指導などを更に充実させることが必要であるとされている1). 岐阜大学医学部附属病院薬剤部では第1内科, 第2内科, 第3内科および整形外科の4病棟において, それぞれ2名の薬剤師による病棟活動を行っている. これらのうち第2内科病棟においては最も早く1992年8月から活動を開始した. 第2内科病棟は病床数59の循環器, 呼吸器疾患およ...

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Veröffentlicht in:病院薬学 1995/06/10, Vol.21(3), pp.250-255
Hauptverfasser: 岩井, 紀代身, 石川, 達也, 杉山, 正, 片桐, 義博
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「緒言」 最近, 医療を取り巻く環境は医療法の改正に伴って大きく変わってきており, 薬剤師職能も医療薬学の実践が求められるようになってきている. その中で病院薬剤師の業務の一つである調剤についても医薬品情報と薬歴を基礎として患者に投与される薬剤を総合的に管理し服薬指導などを更に充実させることが必要であるとされている1). 岐阜大学医学部附属病院薬剤部では第1内科, 第2内科, 第3内科および整形外科の4病棟において, それぞれ2名の薬剤師による病棟活動を行っている. これらのうち第2内科病棟においては最も早く1992年8月から活動を開始した. 第2内科病棟は病床数59の循環器, 呼吸器疾患および膠原病を対象とする病棟である. 我々は本病棟において教授回診, カンファレンスおよび看護婦勉強会などへ参加すると共に, 入院患者の服薬指導, 薬歴管理, 医師などへの医薬品情報提供を中心とした病棟活動を行ってきた. 本病棟においては服薬指導の対象となる患者の選定は薬剤師が行い, 主治医の同意に基づいて決定しているが, 一部の患者については医師からの依頼によって服薬指導を行っている.
ISSN:0389-9098
2185-9477
DOI:10.5649/jjphcs1975.21.250