異分野融合を活かした特色あるバイオマテリアル研究を目指して

「I はじめに」我々のラボは修士課程の総合理工学研究科生命医工学専攻も担当している事から, 大学院生は保健学科の検査, PT, OTの卒業生のみならず, 工学部の卒業生までが所属している. このラボ内異分野交流環境において, 「バイオマテリアル」をキーワードに大学院生が各自のテーマを持った上で学び合い, 協力し合って研究を行っている. このトピックではそれらの研究を紹介する. 「II カーボンナノマテリアルの生体応用」我々のラボではカーボン素材のカーボンナノホーン (CNH) が薬剤送達システム (DDS) のキャリアに有用と考え, 研究を積み重ねてきた. CNHは長さ40~50nm, 直径2...

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Veröffentlicht in:信州医学雑誌 2022/08/10, Vol.70(4), pp.247-249
Hauptverfasser: 馬, 闖, 上田, 勝也, 泉谷, 惇, 羽二生, 久夫
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「I はじめに」我々のラボは修士課程の総合理工学研究科生命医工学専攻も担当している事から, 大学院生は保健学科の検査, PT, OTの卒業生のみならず, 工学部の卒業生までが所属している. このラボ内異分野交流環境において, 「バイオマテリアル」をキーワードに大学院生が各自のテーマを持った上で学び合い, 協力し合って研究を行っている. このトピックではそれらの研究を紹介する. 「II カーボンナノマテリアルの生体応用」我々のラボではカーボン素材のカーボンナノホーン (CNH) が薬剤送達システム (DDS) のキャリアに有用と考え, 研究を積み重ねてきた. CNHは長さ40~50nm, 直径2~5nm程度の先端が閉じたチューブ形状をしており, 通常, 数千本が放射状に寄り集まって直径100nm程度の球形集合体を形成している. この素材は表面の疎水性が非常に高く, 表面修飾の容易性に優れている.
ISSN:0037-3826
1884-6580
DOI:10.11441/shinshumedj.70.247