高齢ドライバーの危険予測能力を反映するブレーキ操作と手掌部発汗 : 模擬運転研究
(論文の内容の要旨) 【背景】高齢者による自動車運転事故が増加し社会問題となっている. 高齢ドライバーの運転事故には加齢に伴う認知機能の低下が関連しているが, 免許更新時の高齢者講習で使用されている認知機能検査は紙筆検査であり, 認知機能を直接反映する運転技能評価の開発が望まれている. 開発中の模擬運転テストは, 自動車運転認知行動評価装置(特許第5366248号, 信州大学)を用いて被験者に運転映像を提示し, 映像に合わせてハンドル, アクセル, ブレーキを操作させ, 被験者が危険を認知または予測した際に生じる手掌部発汗反応(Palmar sweating response; PSR)と皮膚...
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Veröffentlicht in: | 信州医学雑誌 2020-10, Vol.68 (5), p.329-330 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | (論文の内容の要旨) 【背景】高齢者による自動車運転事故が増加し社会問題となっている. 高齢ドライバーの運転事故には加齢に伴う認知機能の低下が関連しているが, 免許更新時の高齢者講習で使用されている認知機能検査は紙筆検査であり, 認知機能を直接反映する運転技能評価の開発が望まれている. 開発中の模擬運転テストは, 自動車運転認知行動評価装置(特許第5366248号, 信州大学)を用いて被験者に運転映像を提示し, 映像に合わせてハンドル, アクセル, ブレーキを操作させ, 被験者が危険を認知または予測した際に生じる手掌部発汗反応(Palmar sweating response; PSR)と皮膚電位反射(Skin potential reflex; SPR)を評価するものである. 研究の目的は, 模擬運転テストの危険場面と危険予測場面におけるブレーキ応答, PSR, SPRを高齢者と若年者で比較検討することである. |
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ISSN: | 0037-3826 |