小児血液悪性腫瘍に対する8-Gy全身放射線照射, フルダラビン, シクロフォスファミドから成る毒性を低減した骨髄破壊的前処置
(論文の内容の要旨) 【背景】 同種造血幹細胞移植(allo-HSCT)は, 小児の高リスク急性骨髄性白血病(AML)や超高リスク急性リンパ性白血病(ALL), 骨髄異形成症候群(MDS)に対する標準治療法である. 従来の骨髄破壊的前処置(MAC)では, しばしは重度の治療関連毒性(RRT)が起きることから, 骨髄非破壊的前処置(NMAC)が開始されるようになった. 近年では, フルダラビン(FLU)の併用によりブスルファンを減量した骨髄破壊的前処置(RTMAC)も報告されている. 一方, 小児においては現在も従来型MACが前処置としては主流である. しかし, 従来型MAC後にallo-HSC...
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Veröffentlicht in: | 信州医学雑誌 2015-10, Vol.63 (5), p.322-323 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | (論文の内容の要旨) 【背景】 同種造血幹細胞移植(allo-HSCT)は, 小児の高リスク急性骨髄性白血病(AML)や超高リスク急性リンパ性白血病(ALL), 骨髄異形成症候群(MDS)に対する標準治療法である. 従来の骨髄破壊的前処置(MAC)では, しばしは重度の治療関連毒性(RRT)が起きることから, 骨髄非破壊的前処置(NMAC)が開始されるようになった. 近年では, フルダラビン(FLU)の併用によりブスルファンを減量した骨髄破壊的前処置(RTMAC)も報告されている. 一方, 小児においては現在も従来型MACが前処置としては主流である. しかし, 従来型MAC後にallo-HSCTを受けた長期生存患者が増えるに従い, 生活の質の低下(特に性腺内分泌系)で苦しむ患者が増加している. このため, 我々は8-Gy全身放射線照射(TBI), FLU, シクロフォスファミド(CY)によるRTMACを開発し, 移植後早期の低毒性を報告した. |
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ISSN: | 0037-3826 |