学生がより積極的に参加する講義を実現するために
ECFMG(Educational Commission for foreign Medical Graduates)による国際認証が取り沙汰されて以降, 我が国では急速に医学教育改革が進められており1), その多くが臨床実習の改善および実習時間の延長を含んでいる. しかし, 臨床実習時間を延長するためにはその時間をカリキュラム上に確保する必要があり, 結果として, 講義時間を短縮する等のカリキュラム変更が必要になってくる. 信州大学においても, 国際標準を意識した臨床実習を平成26年度(平成23年度入学生4年次)より行う予定であり, 実質的な授業時間を約2/3とすることで, 臨床実習時間を確...
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Veröffentlicht in: | 信州医学雑誌 2014/02/10, Vol.62(1), pp.25-32 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | ECFMG(Educational Commission for foreign Medical Graduates)による国際認証が取り沙汰されて以降, 我が国では急速に医学教育改革が進められており1), その多くが臨床実習の改善および実習時間の延長を含んでいる. しかし, 臨床実習時間を延長するためにはその時間をカリキュラム上に確保する必要があり, 結果として, 講義時間を短縮する等のカリキュラム変更が必要になってくる. 信州大学においても, 国際標準を意識した臨床実習を平成26年度(平成23年度入学生4年次)より行う予定であり, 実質的な授業時間を約2/3とすることで, 臨床実習時間を確保した. 具体的には, 臨床実習以外の多くの授業において, 授業回数はこれまで通りとした上で一回の授業時間を90分から60分に短縮し, 全体の授業時間を圧縮した. 一方で, 医学の急速な進歩に伴い医学生が卒業までに学習しておくべき内容は急増していることから, 短くなった授業時間をどのように使いどのような授業を行うべきかについて考えなければならない時期に来ているといえる. |
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ISSN: | 0037-3826 1884-6580 |
DOI: | 10.11441/shinshumedj.62.25 |