Functional correlation between olfaction and various sectioning of the lateral olfactory tract(外側嗅索切断と嗅覚機能の相関)

(論文の内容の要旨)【目的】嗅覚情報は嗅球から外側嗅索を経由して, 周辺の嗅皮質へ伝えられる. しかし, 外側嗅索の傷害部位と嗅覚機能の関係に関してはこれまでに知見が得られていない. そこで, 外側嗅索を様々なレベルで切断し, 個々の外側嗅索切断ラットの嗅覚機能を調べ, 無嗅覚をきたす外側嗅索傷害部位の同定を行った. 【方法】(1)嗅皮質のマッピング:嗅球から入力投射を受ける脳領域を正確にマッピングするために, 嗅球に順行性の神経トレーサーBiotinylated dextran amine(BDA-10000)を注入し, 3日後に還流固定し, 脳を採取した. 嗅球・脳の連続凍結切片を作成し,...

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Veröffentlicht in:信州医学雑誌 2012-10, Vol.60 (5), p.329-329
1. Verfasser: 関口泰之
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:(論文の内容の要旨)【目的】嗅覚情報は嗅球から外側嗅索を経由して, 周辺の嗅皮質へ伝えられる. しかし, 外側嗅索の傷害部位と嗅覚機能の関係に関してはこれまでに知見が得られていない. そこで, 外側嗅索を様々なレベルで切断し, 個々の外側嗅索切断ラットの嗅覚機能を調べ, 無嗅覚をきたす外側嗅索傷害部位の同定を行った. 【方法】(1)嗅皮質のマッピング:嗅球から入力投射を受ける脳領域を正確にマッピングするために, 嗅球に順行性の神経トレーサーBiotinylated dextran amine(BDA-10000)を注入し, 3日後に還流固定し, 脳を採取した. 嗅球・脳の連続凍結切片を作成し, DAB反応によりBDA陽性の嗅球由来の神経線維を可視化し, 嗅皮質のマッピングを行った. (2)手術:成熟ラットの右側の嗅球を吸引除去し, 左側の外側嗅索を嗅球後端から中大脳動脈までの様々なレベルで鋭利に切断した.
ISSN:0037-3826