17 術前に診断し得た大網裂孔ヘルニアによる絞扼性イレウスの1例
患者は76歳, 男性. 主訴は上腹部痛. 開腹手術歴はなし. 腸蠕動音は減弱, 心窩部圧痛を認めた. 腹部Xpで右上腹部に腸管拡張像を認めた. 腹部CTでは上行から横行結腸の外側・腹側に拡張した小腸を認め, 小腸腸間膜は浮腫状に肥厚し横行結腸腹側に存在していた. 大網裂孔ヘルニアによる絞扼性イレウスと診断, 緊急手術を施行した. 大網裂孔ヘルニアは一般的に術前診断が困難であるが, 本例では術前CTにて診断が可能であった....
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Veröffentlicht in: | 信州医学雑誌 2011, Vol.59 (6), p.472-472 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 患者は76歳, 男性. 主訴は上腹部痛. 開腹手術歴はなし. 腸蠕動音は減弱, 心窩部圧痛を認めた. 腹部Xpで右上腹部に腸管拡張像を認めた. 腹部CTでは上行から横行結腸の外側・腹側に拡張した小腸を認め, 小腸腸間膜は浮腫状に肥厚し横行結腸腹側に存在していた. 大網裂孔ヘルニアによる絞扼性イレウスと診断, 緊急手術を施行した. 大網裂孔ヘルニアは一般的に術前診断が困難であるが, 本例では術前CTにて診断が可能であった. |
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ISSN: | 0037-3826 |