ロスバスタチンによる急性期脂質低下療法は急性冠症候群における冠動脈プラークの脂質成分を減少させる : Integrated Backscatter IVUSを用いた検討から

(論文の内容の要旨) 【背景と目的】近年, 後方散乱波を用いた血管内超音波検査(Integrated backscatter intravascular ultrasound : IB-IVUS)により, 冠動脈プラークの組織性状を検討することが可能となった. さらにこのIBIVUSの検討から, 急性冠症候群(Acute coronary syndrome : ACS)の原因となる不安定プラークは, プラーク容積と内包する脂質成分の割合が高いことが報告されている. 一方, 冠動脈疾患においてスタチンによる脂質低下療法によるプラークの退縮効果が注目されている. これらより本研究の目的は, ロスバ...

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Veröffentlicht in:信州医学雑誌 2011, Vol.59 (5), p.378-379
1. Verfasser: 小田切久八
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:(論文の内容の要旨) 【背景と目的】近年, 後方散乱波を用いた血管内超音波検査(Integrated backscatter intravascular ultrasound : IB-IVUS)により, 冠動脈プラークの組織性状を検討することが可能となった. さらにこのIBIVUSの検討から, 急性冠症候群(Acute coronary syndrome : ACS)の原因となる不安定プラークは, プラーク容積と内包する脂質成分の割合が高いことが報告されている. 一方, 冠動脈疾患においてスタチンによる脂質低下療法によるプラークの退縮効果が注目されている. これらより本研究の目的は, ロスバスタチンを用いた急性期脂質低下療法が, ACS症例のプラークの組織性状に与える影響をIB-IVUSにより検討することである.
ISSN:0037-3826