27 アスピリン腸溶剤内服によると思われた出血性横行結腸潰瘍の1例

症例は63歳男性. 僧帽弁閉鎖不全症, 狭心症治療後のためアスピリン腸溶剤(100mg/日)内服中であった. 2008年, 腹痛と下血が持続し精査加療目的に当院受診. 大腸内視鏡にて横行結腸に全周性潰瘍性病変を認め高度狭窄のためファイバーは通過しなかった. 生検では炎症性変化のみであったが, 狭窄が高度で結腸癌を否定できない為に横行結腸切除, D3郭清術施行. 病理所見は炎症細胞を伴うUl-IIの良性潰瘍であった....

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Veröffentlicht in:信州医学雑誌 2011, Vol.59 (1), p.45-46
Hauptverfasser: 横山賢司, 藤森芳郎, 五十嵐淳, 篠原剛, 三原茜, 山岸喜代文, 西村博行
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は63歳男性. 僧帽弁閉鎖不全症, 狭心症治療後のためアスピリン腸溶剤(100mg/日)内服中であった. 2008年, 腹痛と下血が持続し精査加療目的に当院受診. 大腸内視鏡にて横行結腸に全周性潰瘍性病変を認め高度狭窄のためファイバーは通過しなかった. 生検では炎症性変化のみであったが, 狭窄が高度で結腸癌を否定できない為に横行結腸切除, D3郭清術施行. 病理所見は炎症細胞を伴うUl-IIの良性潰瘍であった.
ISSN:0037-3826