6 画像上急速な増大を来した多形癌の1例

今回, 画像上急速な増大を来した多形癌の症例を経験した. 症例は40代の男性, 血痰を主訴に近医受診し肺癌と診断された. 胸部CTでは右肺上葉S2を中心に, 34mmの腫瘤影を認めたが, 5週間後には63mmと増大しており, また新たに中葉・下葉に浸潤していた. 右上中葉切除+下葉部分切除術を施行した. 病理組織では, 60mmの腫瘤性病変で, 大部分が血腫であったが辺縁部に腫瘍細胞が存在し, 多形癌と診断された....

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Veröffentlicht in:信州医学雑誌 2011, Vol.59 (1), p.42-42
Hauptverfasser: 竹田哲, 江口隆, 小林宣隆, 兵庫谷章, 斎藤学, 濱中一敏, 椎名隆之, 藏井誠, 吉田和夫, 天野純
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:今回, 画像上急速な増大を来した多形癌の症例を経験した. 症例は40代の男性, 血痰を主訴に近医受診し肺癌と診断された. 胸部CTでは右肺上葉S2を中心に, 34mmの腫瘤影を認めたが, 5週間後には63mmと増大しており, また新たに中葉・下葉に浸潤していた. 右上中葉切除+下葉部分切除術を施行した. 病理組織では, 60mmの腫瘤性病変で, 大部分が血腫であったが辺縁部に腫瘍細胞が存在し, 多形癌と診断された.
ISSN:0037-3826