27 外来保存的治療無効な坐骨神経痛に対する持続硬膜外Bupivacaine投与療法の成績
難治性坐骨神経痛を伴った腰椎椎間板ヘルニア30例, 脊柱管狭窄症40例(平均58歳)に硬膜外腔へのBupivacaine持続投与を行った. ブロック開始前の平均JOA scoreはヘルニア群, 狭窄群ともに10点, VASはヘルニア群が8.2, 狭窄群が8.3であった. ブロック終了, 最終時のJOA scoreはヘルニア群が平均12点, 狭窄群が20点で有意差があり, VASも有意差はないがヘルニア群が6.2, 狭窄3.9と高めであった. ヘルニア群ではブロックにより退院したのは14例で, ブロックが効果なく手術を行ったのは16例であった. 再発ヘルニアの手術は1例がヘルニア摘出, 3例が脊...
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Veröffentlicht in: | 信州医学雑誌 2009, Vol.57 (6), p.296-296 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 難治性坐骨神経痛を伴った腰椎椎間板ヘルニア30例, 脊柱管狭窄症40例(平均58歳)に硬膜外腔へのBupivacaine持続投与を行った. ブロック開始前の平均JOA scoreはヘルニア群, 狭窄群ともに10点, VASはヘルニア群が8.2, 狭窄群が8.3であった. ブロック終了, 最終時のJOA scoreはヘルニア群が平均12点, 狭窄群が20点で有意差があり, VASも有意差はないがヘルニア群が6.2, 狭窄3.9と高めであった. ヘルニア群ではブロックにより退院したのは14例で, ブロックが効果なく手術を行ったのは16例であった. 再発ヘルニアの手術は1例がヘルニア摘出, 3例が脊椎固定を併用していた. 狭窄群のうち, 退院したのは22例, 手術は除圧のみが8例, 脊椎固定併用が10例であった. 手術率は初発ヘルニアが60%と再発ヘルニア, 狭窄群に比べて高かったが有意差は認められなかった. 合併症はカテーテル刺入部に表層感染を3例認めた. |
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ISSN: | 0037-3826 |