22 早期に再発をきたした後腹膜脱分化型脂肪肉腫の1例

症例は67歳男性. 2007年7月, 高血圧, 蛋白尿の加療中, CT・MRIにて右後腹膜腫瘍を発見された. 同年9月, 某病院泌尿器科にて手術が施行され脂肪肉腫と診断された. 同年11月, CTで再発を認め, 12月, 当科紹介入院となった. 腫瘍は回腸間膜を中心に存在し, 尿管下方に浸潤がみられたことから右腎・尿管, 結腸・回腸吻合部, 空腸の合併切除を行った. 病理組織学的には脱分化型脂肪肉腫であった. 後腹膜脂肪肉腫は局所再発率が高く, 一般に予後不良である....

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Veröffentlicht in:信州医学雑誌 2008, Vol.56 (6), p.419-419
Hauptverfasser: 根岸由美子, 小山佳紀, 大町俊哉, 久米田茂喜, 市川徹郎, 下条久志
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は67歳男性. 2007年7月, 高血圧, 蛋白尿の加療中, CT・MRIにて右後腹膜腫瘍を発見された. 同年9月, 某病院泌尿器科にて手術が施行され脂肪肉腫と診断された. 同年11月, CTで再発を認め, 12月, 当科紹介入院となった. 腫瘍は回腸間膜を中心に存在し, 尿管下方に浸潤がみられたことから右腎・尿管, 結腸・回腸吻合部, 空腸の合併切除を行った. 病理組織学的には脱分化型脂肪肉腫であった. 後腹膜脂肪肉腫は局所再発率が高く, 一般に予後不良である.
ISSN:0037-3826