5 三叉神経痛に対するガンマナイフ治療

相澤病院ガンマナイフセンターにおいて, 2003年4月から2006年10月までに, 典型的三叉神経痛の患者に対し, 三叉神経のroot entry zone近傍に直径4mmのショットで中心線量80Gyで照射治療したものは14例あった. これらを8から50カ月経過観察したところ, Excellnt(疼痛が消失し投薬が不要)は7例(50%), 300d(疼痛が50%以上改善)は5例(35.7%), Poor(疼痛の改善は50%未満)は2例(14.3%)であった. 典型的な三叉神経痛に対して, 85.7%でガンマナイフ治療は有効であるが, 三叉神経の走行が極度に屈曲している場合は, 三叉神経節をta...

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Veröffentlicht in:信州医学雑誌 2008, Vol.56 (3), p.171-171
Hauptverfasser: 小山徹, 田中清明
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:相澤病院ガンマナイフセンターにおいて, 2003年4月から2006年10月までに, 典型的三叉神経痛の患者に対し, 三叉神経のroot entry zone近傍に直径4mmのショットで中心線量80Gyで照射治療したものは14例あった. これらを8から50カ月経過観察したところ, Excellnt(疼痛が消失し投薬が不要)は7例(50%), 300d(疼痛が50%以上改善)は5例(35.7%), Poor(疼痛の改善は50%未満)は2例(14.3%)であった. 典型的な三叉神経痛に対して, 85.7%でガンマナイフ治療は有効であるが, 三叉神経の走行が極度に屈曲している場合は, 三叉神経節をtargetに選択するガンマナイフ, または神経血管減圧術の方が成績がよいと思われる.
ISSN:0037-3826