6 MMG診断におけるCADの使用経験
2007年6月に当院にMMG専用CADが導入された. CADの紹介と使用経験について報告する. CADとは, 医用画像に含まれる情報をコンピュータによって分析し, 結果を第2の意見として利用する「医師による診断」のことである. CADは読影医がうっかり見落としてしまった病変を指摘し, 検出エラーを改善させることを目的としている. 実際のMMG診断では, 読影医が読影した後, CADの結果を参照し再読影する. 読影医が最初の読影で指摘した異常とCADが指摘した関心領域の中で, 読影医が精査の必要ありと判定したものが異常所見となる. 当院に導入されたCADシステムの検出感度は癌病変の石灰化95%,...
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Veröffentlicht in: | 信州医学雑誌 2008, Vol.56 (2), p.109-109 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 2007年6月に当院にMMG専用CADが導入された. CADの紹介と使用経験について報告する. CADとは, 医用画像に含まれる情報をコンピュータによって分析し, 結果を第2の意見として利用する「医師による診断」のことである. CADは読影医がうっかり見落としてしまった病変を指摘し, 検出エラーを改善させることを目的としている. 実際のMMG診断では, 読影医が読影した後, CADの結果を参照し再読影する. 読影医が最初の読影で指摘した異常とCADが指摘した関心領域の中で, 読影医が精査の必要ありと判定したものが異常所見となる. 当院に導入されたCADシステムの検出感度は癌病変の石灰化95%, 癌の腫瘤性病変やFAD87%となっている. 文献的には, CADを併用することで検出感度は5-15%上昇するといわれている. 当院における使用経験は143人, 282乳房, 乳がん8病変と少ないためCAD診断の評価は困難であるが, 読影医1人+CADでMMG診断が可能な印象であった. |
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ISSN: | 0037-3826 |