1 ペルテス病に対するA型装具による治療成績

今回1994年より2006年まで当院で治療したペルテス病56例61関節について検討した.内A-castで治療した症例44例48股で,2006年調査時で12歳以上の症例は19例20股であった.右8股,左10股,両側例1例.すべて男児であった.初診時年齢平均7.5歳,最終診察時年齢15.2歳,平均観察期間8年,A-cast装着期間平均11.7ヵ月だった.当院の治療成績を示す.Spherical congruityとされるStulberg分類1,2型は84%と良好な成績であった.Catteral1,Hering分類とStulberg分類に相関性は認めなかった.外転角度を保持でき,長期入院の必要もない...

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Veröffentlicht in:信州医学雑誌 2007, Vol.55 (3), p.151-151
Hauptverfasser: 酒井典子, 藤岡文夫, 三澤朋子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:今回1994年より2006年まで当院で治療したペルテス病56例61関節について検討した.内A-castで治療した症例44例48股で,2006年調査時で12歳以上の症例は19例20股であった.右8股,左10股,両側例1例.すべて男児であった.初診時年齢平均7.5歳,最終診察時年齢15.2歳,平均観察期間8年,A-cast装着期間平均11.7ヵ月だった.当院の治療成績を示す.Spherical congruityとされるStulberg分類1,2型は84%と良好な成績であった.Catteral1,Hering分類とStulberg分類に相関性は認めなかった.外転角度を保持でき,長期入院の必要もないが,患者本人で着脱が可能なため,装着時間が短くなる場合もある.また,両側発症は10~15%といわれているが当院では5例の両側発症例があるがA-cast装着後の健側の発症例は認めなかった.
ISSN:0037-3826