20 術前診断にMRI検査が有用であった痔瘻癌の1例

痔瘻癌は, 痔瘻が慢性的に炎症を繰り返す間にその一部より発生する癌であり, 全痔瘻の0.1%, 全大腸癌の0.1-0.4%と非常に稀な疾患である. また, 管外性発育するため内視鏡や注腸でその進展範囲を特定することは難しい. 今回, 我々はMRI T2強調画像にて多房性粘液腫瘤像を呈し, これによって進展範囲, 術前の質的診断に有効であった痔瘻癌の1例を経験したので報告する....

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Veröffentlicht in:信州医学雑誌 2007, Vol.55 (1), p.38-38
Hauptverfasser: 橋本梨佳子, 秋山岳, 日比優一, 石川健, 植松大, 大久保浩毅, 中村二郎, 大井悦弥
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:痔瘻癌は, 痔瘻が慢性的に炎症を繰り返す間にその一部より発生する癌であり, 全痔瘻の0.1%, 全大腸癌の0.1-0.4%と非常に稀な疾患である. また, 管外性発育するため内視鏡や注腸でその進展範囲を特定することは難しい. 今回, 我々はMRI T2強調画像にて多房性粘液腫瘤像を呈し, これによって進展範囲, 術前の質的診断に有効であった痔瘻癌の1例を経験したので報告する.
ISSN:0037-3826