9 AFP産生癌と内分泌細胞癌が併存した胃癌の1例

AFP産生癌と内分泌細胞癌が併存した胃癌の1例を経験した. AFP産生胃癌と胃内分泌細胞癌は悪性度の高い癌で知られているが, 本症例でも他臓器浸潤や腹膜播種をきたしていた. 腫瘍の大半は淡明な胞体の癌細胞が充実性に増殖しており, AFP染色は陽性であった. 病変口側では細胞質が乏しく微細顆粒状物質を伴う癌細胞からなる大型胞巣を認めた. 免疫染色で内分泌細胞癌と診断された. AFP産生癌と内分泌細胞癌が併存した胃癌の症例報告はなかった....

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Veröffentlicht in:信州医学雑誌 2007, Vol.55 (1), p.36-36
Hauptverfasser: 鈴木彰, 小出直彦, 斉滕拓康, 唐澤文寿, 秋田倫幸, 石曽根聡, 丸田福門, 宮川眞一, 持塚章芳, 上原剛
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:AFP産生癌と内分泌細胞癌が併存した胃癌の1例を経験した. AFP産生胃癌と胃内分泌細胞癌は悪性度の高い癌で知られているが, 本症例でも他臓器浸潤や腹膜播種をきたしていた. 腫瘍の大半は淡明な胞体の癌細胞が充実性に増殖しており, AFP染色は陽性であった. 病変口側では細胞質が乏しく微細顆粒状物質を伴う癌細胞からなる大型胞巣を認めた. 免疫染色で内分泌細胞癌と診断された. AFP産生癌と内分泌細胞癌が併存した胃癌の症例報告はなかった.
ISSN:0037-3826