5.肘離断性骨軟骨炎に対する肘モザイクプラスティーの治療経験
当クリニックにて肘関節の離断性骨軟骨炎(以下OCD)に対し, モザイクプラスティー(以下モザイク)を施行した4症例の短期成績の報告をするとともにモザイク施行後の固定期間や投球開始時期につき考察すること. 2005年4月から2005年12月に上腕骨小頭のOCDにモザイクを施行した野球少年4名, 4肘. 手術時年齢は14-16歳, JOAスコアは61-77点, 病期分類は分離後期3例, 遊離期1例であった. これらの症例に大腿骨外顆より移植骨軟骨柱を採取, 移植した. 術後固定期間は2週間とし, 真下投げと素振りを術後3ヵ月より開始した. 移植骨軟骨柱は1-4本であった. JOAスコアは術後2...
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Veröffentlicht in: | 信州医学雑誌 2006, Vol.54 (6), p.466-466 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 当クリニックにて肘関節の離断性骨軟骨炎(以下OCD)に対し, モザイクプラスティー(以下モザイク)を施行した4症例の短期成績の報告をするとともにモザイク施行後の固定期間や投球開始時期につき考察すること. 2005年4月から2005年12月に上腕骨小頭のOCDにモザイクを施行した野球少年4名, 4肘. 手術時年齢は14-16歳, JOAスコアは61-77点, 病期分類は分離後期3例, 遊離期1例であった. これらの症例に大腿骨外顆より移植骨軟骨柱を採取, 移植した. 術後固定期間は2週間とし, 真下投げと素振りを術後3ヵ月より開始した. 移植骨軟骨柱は1-4本であった. JOAスコアは術後2-4ヵ月で86-96点であった. 全例術前の痛みが消失していた. OCDに対するモザイクの短期成績は良好であった. 術後の固定期間, 及び投球開始時期に関しては各種報告があり, 今後の更なる検討が必要である. |
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ISSN: | 0037-3826 |