23.嚢胞内出血をくり返し治療に難渋した仮性膵嚢胞の1例

仮性膵嚢胞は, 繊維や肉芽組織などの結合織の壁で被包化された膵液または膵からの浸出液が貯留した状態と定義される. 仮性膵嚢胞の形成される原疾患や経過により, 治療方針は異なってくるが, 出血や感染を伴い治療に難渋する症例もみられる. 我々は, 嚢胞内出血をくり返し, 計11回の入退院と, 2度の外科的治療を要した仮性膵嚢胞の1例を経験した. 若干の文献的考察を加え報告する....

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Veröffentlicht in:信州医学雑誌 2006, Vol.54 (4), p.233-233
Hauptverfasser: 古澤徳彦, 花崎和弘, 加藤響子, 浦川雅己, 池野龍雄, 市川英幸
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:仮性膵嚢胞は, 繊維や肉芽組織などの結合織の壁で被包化された膵液または膵からの浸出液が貯留した状態と定義される. 仮性膵嚢胞の形成される原疾患や経過により, 治療方針は異なってくるが, 出血や感染を伴い治療に難渋する症例もみられる. 我々は, 嚢胞内出血をくり返し, 計11回の入退院と, 2度の外科的治療を要した仮性膵嚢胞の1例を経験した. 若干の文献的考察を加え報告する.
ISSN:0037-3826