3.外傷性横隔膜破裂の1例

症例は交通事故に遭った60代の女性. 骨盤骨折と右大腿骨開放骨折があり, 胸部X線写真では左横隔膜の挙上と縦隔の右方偏位, 胃管の胸腔内脱出を認めた. 骨盤骨折については輸血にて対応しvital signは安定していたが, その後徐々に呼吸状態の悪化を認めたため緊急手術を施行した. 左横隔膜の破裂と腹腔臓器の胸腔内脱出を認めた. 脱出臓器を還納し, 破裂部を直接縫合閉鎖した. 術後一時無気肺を呈したが, 1週間程度で回復し独歩にて退院した....

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Veröffentlicht in:信州医学雑誌 2006, Vol.54 (4), p.229-229
Hauptverfasser: 橋詰直人, 岨手善久, 富永義明, 町田泰一, 西尾秋人, 中田伸司, 小沼博, 横山史朗, 袖山治嗣, 宮崎忠昭
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は交通事故に遭った60代の女性. 骨盤骨折と右大腿骨開放骨折があり, 胸部X線写真では左横隔膜の挙上と縦隔の右方偏位, 胃管の胸腔内脱出を認めた. 骨盤骨折については輸血にて対応しvital signは安定していたが, その後徐々に呼吸状態の悪化を認めたため緊急手術を施行した. 左横隔膜の破裂と腹腔臓器の胸腔内脱出を認めた. 脱出臓器を還納し, 破裂部を直接縫合閉鎖した. 術後一時無気肺を呈したが, 1週間程度で回復し独歩にて退院した.
ISSN:0037-3826