8 乳癌術後胸骨柄部,頚部リンパ節転移に対して胸骨柄部切除とリンパ節摘除を行った1例

症例は52歳女性. 平成3年に右乳癌T2(2.3×2.0cm), StageIIで手術(Bt+Ax+Mj+Mn+Sc)病理組織は硬癌, ly(+++), v(++), n3(12/17). 術後照射, 化学療法施行されているが詳細は不明. 平成12年胸骨転移, DFI 9年9ヵ月. その後平成14年~平成15年まで化学療法を行っているが詳細は不明. 平成15年当院受診. 胸骨柄部の腫大, 皮膚発赤, CT, MRI, 骨シンチ, 超音波にて胸骨柄部転移, 左鎖骨上リンパ節転移と診断. 腫瘍マーカーはBCA225が1, 479U/ml, NCC-ST-439が45U/ml, CEAが80ng/m...

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Veröffentlicht in:信州医学雑誌 2006, Vol.54 (2), p.97-97
Hauptverfasser: 唐木芳昭, 森田誠一, 高田全希, 杉山茂樹, 土屋眞一
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は52歳女性. 平成3年に右乳癌T2(2.3×2.0cm), StageIIで手術(Bt+Ax+Mj+Mn+Sc)病理組織は硬癌, ly(+++), v(++), n3(12/17). 術後照射, 化学療法施行されているが詳細は不明. 平成12年胸骨転移, DFI 9年9ヵ月. その後平成14年~平成15年まで化学療法を行っているが詳細は不明. 平成15年当院受診. 胸骨柄部の腫大, 皮膚発赤, CT, MRI, 骨シンチ, 超音波にて胸骨柄部転移, 左鎖骨上リンパ節転移と診断. 腫瘍マーカーはBCA225が1, 479U/ml, NCC-ST-439が45U/ml, CEAが80ng/mlと高値であった. 胸骨柄部, 切除, 頚部リンパ節摘除を行った. 組織学的には硬癌(胸骨柄, リンパ節転移巣)で乳癌の転移に矛盾しなかった. ER, PgR陰性, HercepTest Scre1+. その後, 化学療法(CEF, paclitaxel)施行し, 再発部位切除後2年4ヵ月経過し腫瘍マーカーは正常範囲, 画像的にも再発の兆候はない.
ISSN:0037-3826